エルゴチオネイン

INCI 名: エルゴチオネイン

分子式:C₉H₁₅O₂S

CAS 番号: 497-30-3

EINECS 番号: 431-910-1

分子量：229.3

外観：白色粉末

組成: 100%;

有効性:抗酸化作用、フリーラジカルを効果的に消去し、ミトコンドリアを保護します。

製品情報:

エルゴチオネインは、主にキノコや小豆、黒豆に含まれるアミノ酸です。エルゴチオネインを含む草を食べた動物にも見られます。 1909年、フランスの薬剤師シャルル・タンレが麦角（麦角菌の菌核である麦角菌および小頭麦角菌の菌核）からそれを分離したため、この名前が付けられました。 INCI 名はエルゴチオネイン、または略して「EGT」です。キラルアミノ酸は天然の抗酸化物質として優れた抗酸化作用と老化防止効果を有しており、米国のGRASにより認められ、欧州連合により新たな資源食品としてリストされています。

メカニズム原理:

体細胞の主なエネルギー源は、エネルギー植物のミトコンドリア内の脂肪酸の変換によって生成されるアデニンヌクレオシド三リン酸 (ATP) です。そのエネルギー生成はフリーラジカルの生成につながり、エルゴチオネインはフリーラジカルを効果的に除去し、ミトコンドリアを保護します。  

	ケラチノサイトのミトコンドリアは、正常に機能しているときは緑色です。
	細胞を生化学試薬アロキサンで処理すると、ミトコンドリアを殺すために大量の活性酸素フリーラジカルROSが放出され、細胞が黄色に変色しました。
	細胞をEGTとアロキサンで同時に処理すると、ミトコンドリアが効果的に保護され、フリーラジカルが除去され、細胞が保護されたことが示されました。

レシピの提案:

1) 推奨添加量：0.5～3%

2) 適合性の提案: 高温および光下でのエルゴチオネインの臭気変化を防ぐために、適切な香料を添加します。

3) 注意事項: エルゴチオネインは 45 °C 以下の温度で処理し、製剤の最終段階で添加する必要があり、光や高温を避けてください。

用途：乳液、クリーム、美容液などの各種化粧品剤形。